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アダプター、上に入れるか下に入れるか

音大受験を控えた高校3年生が来院した。レッスンで習った先生に言われ、アダプターを作りたいとのこと。本人としては、楽器の向きが曲がってしまうことが主訴であったが、上顎前突のために演奏時に下顎を前に出していることと、特に上の中切歯2本が前に出ているためマウスピースを上の前歯でくわえられないことを改善した方がよい状態だと思った。

いろいろ考えて、まず上に入れることにした。上の方が効果が高いと想像したのと、紹介元の先生が上を想定していると思われたこと、遠方からの受診で帰りの飛行機の時間も迫っており、下のアダプターをその日のうちにお渡しするのは時間的に無理であったが、上であれば模型が出来ていなくても、直接口の中でレジンを硬めて作製できるので間に合いそうだったから。

<演奏時のレントゲン写真>

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口腔内の写真(咬合時)

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アダプター装着時

2211134 2211135

迷ったのは、下の叢生に合わせて調整するかどうか。通常咬合したときに均等に当たるように調整するのだけど、マウスピースがバランスよくくわえられるよう削らずに前歯の内側を左右対称にしてみた。時間がなかったので、いろいろ試せなかったど、これでひとまず受験の準備に専念してもらえるとよいな。

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