« 目指す治療ゴールはいろいろ(2) | Main | 金管楽器に下の前歯は関係あります »

咬み合わせが変わったのでアダプターを作り直した

10年以上当院製のアダプターを使用しているプロホルン奏者(過去に何度かこのブログで紹介)が来院しました。最近特に低音域が安定しないということです。

3年位前にしばらくホルンを吹かなかったためアダプターが合わなくなって新しくしたのだけど、その後厚い方がいいような気がして、調整した古いものを使っているのだそう。低音域がうまく吹けなくなった原因は何だろうかと、模型をよくよく見比べると、何と開咬だった前歯の咬み合わせがほぼ直っていたのです。歯並びの変化としては上の左右1番が舌側に入っている。
開咬は直した方がよいとは思ったのだけど現役音大生からそのままプロ奏者になってしまい、ずっとアダプターで開咬を補正して吹いていたのです。開咬が直ったのに、厚いアダプターを使っていたので、下唇を密接させることが難しかったのと、下顎を前に出せなかったので、低音域が不安定になったと思われます。新しい咬み合わせに合わせてアダプターを作り直しました。以前の物より半分以下の厚さだと思います。

子供の場合、矯正器具を付けなくてもトレーニングや呼吸の改善で直ることはありますが、成人の場合でも、直ることもあるのですね!特にトレーニングを当院ではやっていませんでしたが、数年前に扁桃腺の手術をしたということで、呼吸と舌位が良くなったからと考えられます。

12年前(前後的に開咬になっていて厚いアダプターを使用)

2208261

現在(開咬が改善し薄いアダプターを使用)

2208262

歯並びや咬み合わせは大人になっても変わることがあるというお話しでした。 

|

« 目指す治療ゴールはいろいろ(2) | Main | 金管楽器に下の前歯は関係あります »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 目指す治療ゴールはいろいろ(2) | Main | 金管楽器に下の前歯は関係あります »