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先人の考えたトランペットによい前歯

23年前(私が開業する少し前か)に横須賀のN先生の所で前歯を治療をしたというアマチュアのトランペット奏者が来院された。
上の前歯2本がハの字に捻じれていて、吹くと口唇に当たって痛いため、神経を抜き補綴物にしたということ。中央をV字に削ったのはハイトーンが出やすくなるというN先生のおすすめだったとのこと。

治療後、今度は歯の先の方に口唇が食い込んで跡がつき痛い。その23年前からずっと疑問に思いながらトランペットを吹いていたとのこと。ご本人としては歯が短いために上唇が歯に刺さってしまうと考えていて、前歯を2~3mm長くしたいというご希望だった。
前歯の長さはたしかにもう0.5mmくらい長くてもよいかと思ったけど、歯が短いことが上唇に歯の跡がつく原因とは思えない。それよりも中央の削ったところの方が気になる。

少々長くして、私の思う中央の隙間の形を作ったところ、痛みはなくなり、音色も変わった。
おそらく、中央はスパッとV字に削っただけで角張っていたので、そこに口唇が食い込んでいたのだと思う。音色に関してはV字の隙間が大きすぎると息の圧力が下がり柔らかい音になってしまうのだが、塞いだことで適度な抵抗感が生まれハリのある音色となった。吹いたときの違和感はあるが数週間で慣れてくると思います。

初診時の写真

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上の前歯2本をレジンで形態修正した後

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(下の前歯の歯石についてはご本人に伝えてあります。)

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