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November 05, 2019

咬み合わせと聴力

少し前の話になるが、「オージオバイトチェッカー」のデモンストレーションをしてもらった。簡単に説明すると、聴力を調べることで咬み合わせをチェックすることができるというシステムである。私にお金が余っていれば導入したかもしれないが、咬み合わせのチェックは直接歯を見てできるし、場合によっては普通の聴力検査機を買えばよい。またの機会にすることにした。

左右それぞれ7つの音の高さについて、小さい音から段々大きくしていって、聞こえ始める一番小さな音の大きさを記録する。各音の高さで水平になっていれば咬み合わせのバランスが良い。音の高さそれぞれに歯の位置に相当し、高音域ほど前歯、低音域ほど後方の臼歯の状態をあらわし、良く聞こえない部分は強く噛み過ぎ、過敏な部分は噛んでいないという判定となる。
例えば高音域が聞こえが悪ければ前歯に噛み癖があり、低音域の聞こえが悪ければ臼歯が強く当たっているということになる。左右差があれば片噛みの癖がある。じゃあ噛んでなければ良いかということではなくバランスが重要なのだそうだ。咬合状態は見ればわかるものであるが、この検査は動的な咬合(噛み癖)を判定するということである。

聴力に影響することはおそらく多くの要素があり、聴力検査結果が必ずしも咬合状態とイコールではないとは思うが、相関関係はあるのだろう(いくつかの科学的根拠があるようだ)。
音楽家にとって聴力はとても大切なことだ。突発性難聴で休業するプロ奏者も少なくはない。中には咬み合わせの問題が関連していることもあるかもしれない。前々から私は管楽器演奏時の顎位や姿勢によって聴力の問題が出ることもあるのではないかと思っていたが、おそらくこれと関連があるのではないかと思う。歯ぎしりで突発性難聴になるというのもそういうことであろう。
咬合状態だけでなく、無理のない顎位で演奏することと、舌を挙上して口の広さ保ち歯ぎしりなどしないようにすることが、聴力を悪くしないポイントの一つかもしれない。

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