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April 07, 2019

アダプターの適合と楽器の鳴り

クラリネット、サックス用のアダプターについては、今まで何度も記事にしていて、デザインは写真等で紹介してきましたが、詳しい作製方法については書いたことはなかったと思う。複製方法については紹介したかもしないけど。作り方は別にどうやって作っても最終的な形がいっしょであれば大差ないかと思っていた。

レジンを盛る前に模型上でアンダーカット部分をワックスでブロックアウトして出し入れができるようにするのだけれど、歯並びが良ければほとんどせず、歯の凸凹が大きければブロックアウトが多くなる。アダプターを入れたときにパチンとはまる感じに調整しているが、アンダーカット削りすぎたりしてパチンとしないときが何度かあって、ある程度調整をした後に、内面を一層削ってレジンを筆で盛り口腔内に戻して直接硬化させ、本当に歯にピッタリにして仕上げたところ、楽器の鳴りが変わることがあった。
この前も、高校の時に当院で矯正をして、アダプターは大学を卒業してからという話(プロ奏者である父親の意向)になっていたクラリネット専攻の大学院生にアダプターを作ったのだけど、3か月前の模型で作ったので歯肉の形が若干違うためか模型の変形かパチンとはまらず、ある程度調整して吹いてもらった後に、内面を一層削ってレジンを盛って口腔内で硬化させ、バリを削る程度でピッタリに仕上げたところ、やっぱり鳴りが格段に良くなって驚いた。

他院で作製したアダプターを見る機会は過去に何度かあり、内面がツルッとしていたように記憶している。おそらく作製時に模型上で舌側をワックスで一層リリーフしていたのではないかと思う。確かにそうした方がきれいだし痛くないし、歯肉の形が変わっても使えるとは思う。切縁さえ引っかかっていれば安定するから。

このブログをご覧のアダプターあるいはミュージックスプリントを扱っている歯科医師の方があれば、参考にしていただければ幸いです。
また、当院でアダプターを作った人の多くは長く使い続けていただいているようなのだけど、長く使っていれば当然合わなくなってくることもあろうし、時々作り直してピッタリ適合させた方がよいのかと思った。ご興味あれば是非ご来院ください。 

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