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April 09, 2019

管楽器奏者の理想の歯並び

私は年に1回くらい「管楽器歯科」などのキーワードで検索をしてみる。上位にくるサイトは変わり、私のサイトは出てこなくなってきた。管楽器歯科と標榜している歯科医院さんも増えている。とある矯正歯科医院の運営する情報サイトの「管楽器奏者の理想の歯並び|矯正治療でより美しい音を」という題名の記事が上位にあった。あれ、管楽器に詳しい矯正歯科医がいるのかと読んでみると、当「管楽器奏者の歯のためのページ」の記事として2001年に掲載した「金管楽器演奏に有利な歯並びは?」の内容の丸パクリでした。コピペならまだいいが、言い回しをそっくり変えて別の記事に仕立てられ元記事と違って矯正治療を勧める文章で閉められていた。SEO対策のためのプロが手掛けるサイトだから閲覧される機会も多かったであろう。(現在は削除されています。)

まずは著作権の問題。ライターさんがネットで情報を集めて書いたのだとは思うが、引用元も載せずに言い回しを変えるだけなんて!私もコンテンツSEOとしてコラムを外注していたので業者さんに聞いてみると、その世界では当たり前のことのよう。なんてこと!
また、この記事は一般的な話ではなく私のオリジナルな考えであり、2001年当時の「現時点で考えていること」「結論ではない」として掲載しました。なのに、あたかも定説、一般論のように書かれていた。その記事は2017年に掲載されて1年半もの間にもしかしたら記事の内容が独り歩きして、歯科医師が矯正治療を勧める根拠にして不要な矯正治療が行われたかもしれないと思うと、とても心配。

当院に少し前に来院されたフルート奏者は、他院で長年矯正治療をして外したはいいけど、下顎歯列のスピーカーブが強く上の前歯が上過ぎて、これじゃあ吹きづらいだろうという歯並びであった。前の矯正歯科医院ではこれで良いと言われたとのこと。おそらく治療前の方がずっと吹きやすかったはず。矯正歯科的に「あり」な歯並びであっても、管楽器奏者にとっては「なし」なこともある。きちんと直せば大抵は楽器を吹くのに都合が良くなるだろうが、直し方によってはそうではないこともある。以前にもなんでこんな方針で直したんだろうな、これでは吹きにくいだろうという矯正治療後の歯並びに何度か会ったことがある。
演奏にとっての良い歯並びは、人それぞれであって歯科医があまり言うべきではないと考えているが、矯正治療をする上で管楽器を吹くために外せないポイントというのはあると私は思う。そういう不幸な人が増えないようにするためにも、私のサイトが上位に来るように対策せねばいけない。

 

アーカイブとして残してあった2001年の記事はこちら
http://www2s.biglobe.ne.jp/~ohara/teeth/hanarabi.html

 

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