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April 11, 2017

管楽器奏者とマウスピース矯正(1)

マウスピース矯正とは、薄く透明なマウスピースで歯を動かし、マウスピースを交換して少しずつ動かしていく矯正治療の方法である。アライナー矯正ともいう。15年前くらいから普及し始め、現在は一般的な治療法になりつつある。
取外しできるという点で、管楽器奏者にとっては福音的な治療法であるといえる。
しかしながら、すべての歯並びにマウスピース矯正が望ましいわけではない。ちょっとした叢生の改善やスペースの閉鎖などにはとてもよいと思うが、複雑な治療が必要な場合、治療期間がとても長くなったり、本当に直したいところが終盤にならないと直らないなど、あまり向かないケースもあると思う。もちろん固定式のワイヤーじゃないとちょっと直せないという歯並びもある。なるべく早く直したいという人には、固定式装置とマウスピース矯正を併用して治療期間を短くする工夫を私はしている。

マウスピース矯正には多くの会社が参入し、いろいろな製品が存在する。大きく分けて「アソアライナー」タイプと「インビザライン」タイプの2つがあると言ってよいかと思う。
アソアライナーは、模型上で直接歯を動かしたセットアップを作製し、それにシートを圧接する。1つのセットアップで強さ(厚さ)の違う2~3つの装置を用意して弱い方から使用する。最後の装置になったら再度印象を取り新たにセットアップして次の装置を作る。1回ごとの装置代は比較的安価であるので、歯の移動が少ないケースに向いている。一般的に前歯の部分矯正が主な対象となる。
インビザラインは、精密な印象を取り、それをコンピューターに取り込んで最終の歯並びまで計画し、最初から最後までの装置をコンピューター上で設計して作製する。様々な工夫で歯の3次元的な移動が可能となっているが、印象採得にコストがかかり装置作製費も高額なため、全体的に動かしたいケースに向いている。
どちらも1つの装置を10日~2週間使用して、次の装置に取換えてちょっとずつ歯を動かしていく。

アソアライナー
http://www.aso-inter.co.jp/aligner.html

インビザライン
http://www.hanarabi-smile.jp/mouthpiece/

次回はアソアライナーとインビザラインの違いについて、管楽器奏者目線でまとめてみたいと思います。

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