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November 18, 2014

やっぱり歯の開きは左右対称がよい

8月11日の記事で、歯を元に戻したトランペット奏者の話を載せたのですが、その彼が先日来院しました。
吹き方が問題と気づきアンブシュアの見直しに取り組んでくれたようです。それでも自分が思うようなアンブシュアにならない、歯列が左右非対称だからではないかと、アダプターを希望していました。
吹いているところを見ると、以前のように横に引いて口角の幅でコントロールすることはなくなったのですが、まだ若干引き気味になり高音域で雑音が入ります。

確かに左右非対称ではありますが、唇側面の問題ではなく、上下の前歯の間隔の左右差が問題と思い、歯を長くすることを提案して、試してみました。
試すときは歯に接着させないで右下の2番3番をつなげて長くしてみたところ、とても良くなってアンブシュアも安定するし、本人も納得。
実際に歯を長くするとき、右下2番を少し3番側に張り出すような形で長くしました。それでは、やはりだめなんですね。歯らしい形に修正したところ少しは良くはなったけど、試しに盛った時のようにはならない。そこで、右下3番の近心を少し膨らませました。これで解決!アンブシュアは完璧、高音域もばっちりです。歯の形を変えるとすぐにアンブシュアと音が反応して、とても面白かったので、ビデオに収めておけばよかったな~と思いました。

処置前 処置後(ともに前歯をそろえた時)

右下2番(写真では左側)のレジンは約0.5mmほど。唇側面には盛ってないです。まだ少々隙間があるように見えますが、近隣の歯と移行的にし、しかも咬合に問題がないようにするには、これ以上は長くできませんでした。

金管楽器では、アンブシュアを作った時の歯の開きが左右対称になることがとても重要だということが、如実に表れたと思います。練習を見直して奏法を改善させてあったからこその効果です。
一見歯並びがよさそうでも、上下前歯の正中がずれているときは、このような問題が出ることがあります。

実は私も上下前歯の正中がずれているので歯の高さが左右非対称なのですが、顎をずらして吹くことで、歯の開きがほぼ左右対称になるようにしているようなんです(息漏れとか首などの痛みが出るのは、これが主原因ではある)。でも、少し前にアンブシュア改造をして、左右の口唇の被り具合と左右の筋肉のバランスを整えたところ、ある意味とても吹きやすくなったのですね。顎の正中を合わせて吹くようになったんだと思うんです。しかし、今度は(特に高音域で)音が悪くなった。開いたような音になってしまったのです。おそらく、歯の開きが左右非対称で、口を閉じていったときに、これ以上閉じれないところに来ても片側の歯の開きが大きいために息を絞れずアパチュアが大きくなってしまうのだと考えています。
それで、一時期は自分の歯並びを直そうかと真剣に考えたのですが、とりあえずはあまりアンブシュアを意識せず、息が漏れても気にしないようにして吹いております。どうしよっかな~~。直すとしたらインビザラインの予定。

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