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June 2013

June 11, 2013

アダプターを再作製しました

以前紹介したアダプターの持ち主から、新しくしたいということで、再作製しました。ちなみにホルンです。音質をさらに人工的じゃないようにしたいということで、材質を変えたら(木とか)と言われたということですが、材質はそれほど関係ないだろうし、歯科用のレジンなので、木なんかよりずっと歯に近いですしね。ということで、同じ材質で同じ形にすることを基本にしました。
2年も毎日長時間使うとこんなに変色しちゃうわけで、体にも悪そうですし・・・・

複製を作るとすれば、3次元プリンタ、あるいは歯科用CADCAMシステムを使ってそれらしい物は作れるような気がしますが、とりあえず普通に手に入る物を使って作っています。まずはアダプタを入れた状態の型をとり模型を作る→ヘビータイプのシリコン印象材でアダプタ部分の凹型を作る→そこに歯科用即時重合レジンを入れて歯列模型に圧接する(レジンの量に配慮すればほぼ同じ物ができる)→歯面側を一層削り軟質レジンを盛って口腔内に圧接する(元のアダプター入れた状態ををよく記憶して配慮すればほぼ同じ物ができる)・・・という手順で作りましたが、大きさ・厚さとも同じ物ができ、吹いた感じもあまり変わらないということでした。
しかし、音の響きが違うのです。倍音が違うということでしょうか。歯の形態を模して入れた溝が、複製の過程で浅くなったしまったのが原因のようでした。最初唇側面の溝を深くしたら、中低音は豊かに響くようになりましたが、高音域が響かない。そこで、上の部分(切端部)の溝を深くしたら、高音域も響くようになりました。

自作のアダプタを使っているというとある在京プロオケの先生に、低音域は短い方が出しやすいと言われたということで、実験的に短い物を作ってみました。私の持論は長い方が低音が出しやすいと思うのですが・・・。短くしたところ、筋肉が迷っている感じでしたので、今のアンブシュアをキープすることにし、長さは変えないことにしました。

あと、最後の咬合調整は大事だと思いました。アダプターを入れた状態で噛んだとき均一に接触するように調整すると、格段に音が良くなります。不思議ですよね、吹いているときは噛んでいないのに。

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左が今回作った物、右が2年間使っていた物。


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こんな感じで溝を入れてあります。


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