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August 04, 2010

歯茎用アダプター

アダプターネタが続きますが、今日は歯茎用アダプターのお話を。

前にも「歯周病で歯茎が下がったら」で、歯肉が痩せてしまった場合の処置について書いたのですが、最近ちょうどそういうケースの写真を撮ったので紹介します。

ミドルエイジの男性。元々はトランペットだったのだけど、音大でホルンを勉強し卒業してすぐ楽器を手放して長いこと楽器から遠ざかっていたが、2年前にトランペットを再開し現在はいろいろな団体で活動している方です。上の前歯から息漏れがするということ。楽器を吹いていなかった15年程前に上の前歯部をブリッジで補綴処置をしたのだそうです。見栄えも良くするために前歯4本抜歯したということです。
息漏れがするというと、歯と歯の間もしくは歯と歯肉の間の隙間があって、そこに空気が通って息漏れがすると思われがちなのですが、そうではなく、歯周病(歯槽膿漏)等によって歯肉や骨が痩せて厚みが変わるのが原因なのです。よくそういう相談で、ティッシュ詰めたら良くなったので隙間が問題なんです!とおっしゃる方が多いのですが、詰め物をすると厚みを回復するからでしょう。
この方は、他の歯科医院で薄いカバーのような物を息漏れ防止のために作ってもらったが効果がなかったそうです。だからすぐ納得していただきました。
特に歯を抜いてブリッジにするとそこの歯槽部は歯根が無いため骨が吸収して凹みます。結構厚みのあるアダプターになりました。

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それよりも私が気になったのは、上の中切歯2本が短く形態が少々不自然である点。ロングスパンの補綴をすると壊れないことが重要になるので短く作るんでしょうかね。それと切縁に向かって少々内側に入っている。中切歯間の隙間が無いのも気になります。試しにレジンを盛って形態を修正しました(アダプター入りの写真はレジンを盛った後です)。かなり吹きやすくなったということなのですが、残念ながらポーセレンのブリッジなのでレジンとよく接着せず、何日かして取れてしまったということでした。今はコンクールシーズンなので落ち着いたら再処置(今度やる時はブリッジの方に引っかかりを作って外れないようにします)を考えましょうということになりました。

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