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June 2007

June 06, 2007

管楽器奏者にインプラント

だいぶ前になるのですけど、ある歯科医の方からメールをいただきました。

その方の患者さんにクラリネットを吹かれる方がいて、インプラント支持によるオーバーデンチャーで補綴治療を行なったところ、大変感謝され、「ぜひ、自分の仲間の管楽器奏者には歯のトラブルで演奏活動に支障をきたしてそれが理由でリタイヤも考えざるを得ないものが多くいる。インプラント治療により演奏者としての寿命が延びることを教えてあげたい。」と言われたとのこと。なので、ご自分の医院の小冊子に、インプラント治療が管楽器奏者にとって寿命延命に有効であるという内容を掲載したく、その際に私のHPから一部引用したいという内容でした。
その方はインプラント治療に関して長いキャリアを持ちインプラント学会認定医を取得しているということでした。ご自分が演奏されているわけではないのですが、各楽器のアンブシュアの違いも理解されており、演奏時にかかる力も考慮されているようでした。
固定できない部分床義歯をいれなければいけないケースでは、特にクラリネットやサックスのようなシングルリード楽器では、前歯部が可撤式の義歯になった場合に著しくその演奏に影響が出るので、インプラントによる義歯の固定はこの問題を解決し大変有効。金管楽器その他の場合においても、前歯の植立方向や固有口腔と口腔前庭との間に生じる空隙の問題など通常(管楽器奏者でない人)の補綴治療以上に配慮すべきことは多くある。・・・といったコメントをいただきました。
楽器演奏時にかかる力の方向によってはデンチャーが不安定になるので、インプラントは管楽器奏者にとって有効ではないかとは想像していましたが、そういった事例をお聞かせいただけて大変参考になりました。

ただ現在はインプラントは術者による差が大きく、治療費も高額ですので一般的に勧めるのは難しいように思いますが、管楽器演奏で床義歯(いわゆる取り外しをする入れ歯)が安定しない場合は、インプラント専門医(いろいろな認定医があるようでご注意を?)あるいは歯科の大学病院で相談されるとよいと思います。

(歯科でのインプラント=人口歯根:顎の骨の中に金属を埋め込み、その上に義歯を付けます。)

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June 05, 2007

歯の相談室

「歯の相談室」を受付けているのですが、昨日今日でまとめて返事を書きました。どうもすぐにお返事できなくて2ヶ月くらい貯めて書いている感じです。お待たせしている皆さん、すみません。1〜2ヶ月経って返事が来てもありがたみがないですよね。同じ時間をかけて考え返事をするんだからなるべく早く・・・するようにします(反省!)。
今日書いたものは最近多いものの代表例って感じです。「親知らずの抜歯」「サックスで顎が安定しない」「楽器の先生に矯正治療を反対された」「矯正歯科の先生に管楽器を反対された」。ここ5年くらいHPの「歯の相談室」を更新してなかったのですが、ブログにしましたので少しずつ載せていきたいと思います。
2年前に症例検討会なんていうのを始めましたが、あまり盛り上がらなかったので尻切れになってしまい参加表明された先生方には申し訳ないです。ココログはブログ3つの契約なので、こちらを歯の相談室に回してしまいました。

2002〜2004年の記録がHD壊れて残っていないのですが、その後のメールは残してあるので、ブログの方に掲載したいと思っているのですが、当時のものを読み返してみると「見てみないとわかりませんが」「メールでは何ともわかりませんが」と必ず書いていて、確かにそうだしそれは断わっておかなきゃいけないことだけど、なんだか相手の読む気をなくすような回答をしてますね、だいぶつっけんどんに書いてるものもあるし。反省です。たぶんその頃、メールで考えた回答と実際の口が随分違っていた経験をしたり、多分少々失礼な相談が来て嫌々書いていた時期があったりしたんだと思います。恥ずかし・・・

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