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March 26, 2007

顎関節症で管楽器を吹くために

顎関節症の場合にどうするかであるが、まず自分でできることとして、金管であればマウスピースの選択、木管(シングルリード)であればリードの選択である程度対処できると思う。

金管のマウスピースの場合、ボア径の大きさと歯の開き(顎の開き)は相関がある(05.11.30のたわごと)。もちろん他の要素を一定にした場合である。つまりボアが大きいと顎を開く必要があるため、演奏時の顎関節とその周囲への負担が大きくなるので、ボアを小さいものにすると良いかもしれない。また、リムを大きくすると低音域で顎を大きく開かなくとも口唇のテンションを下げることができるためか、これまた顎を開かなくとも低音域を出すことが出来るので、低音域をコンスタントに吹かなければいけないようなときには有効かもしれない。
かといって顎関節症の時は特殊なマウスピースを選びなさいと言っているのでなく、マウスピース選びのヒントになればということ。演奏後に顎が痛いような場合にはマウスピースを見直すのも一つの方法だと私は思う。
実際私自身、今シーズン4番(それも結構コンスタントに低ーい音)を吹くにあたり、今までのマウスピースでは演奏後にどうにも顎やその周囲が痛くなって悩んでいたのですが、マウスピースを一つはカップとリムがほとんど同じでボアが少々細いものと、もう一つはカップやボアがほとんど同じでリムが大きいものの2つを用意して使ってみております。どちらも顎関節とその周囲への負担を減らすという点で効果ありでした。

で、木管はリードの厚さを薄くして抵抗感を少なくすることで負担を減らすことができる。もちろんマウスピースやリガチャの仕方でも対処できると思う。どうも特に中高生のブラスの世界では厚いリードを吹きこなすことが美徳とされているような気がするが、必要以上に厚いリードを吹いているのであれば薄くするべきと思う。

最近サックスを吹いている高校生が来て、急に抵抗感を感じるようになったので、歯並びが原因でないかという相談であった。急に歯並びが変わるものではないという話をするが、見ると確かに楽器に抵抗があって息が入らない感じで吹く。おそらくマウスピースを変えたのがきっかけで調子を崩したと想像されるが、まずはアダプターを使って負担を減らしてみましょうということにした。聞くとヴァンドレンの3を使っているということで、そんな抵抗を感じて息が入らないというのならなぜリードを薄くしないのかと尋ねると、3が一番薄いんです!!ということ。高校のブラスの世界では2とか2半は許されないリードなんですかね。
で、後日電話がかかって来て、よその病院で原因がアゴ(?)とわかったのでキャンセルしますということ。当院でも演奏時の顎の位置を確認するためにレントゲンを撮ったけど結果を待てなかったのか、リードが厚いと言ったのがよくなかったのか。あんなにすぐにでも吹けるようになりたいと切望していたから私はじゃあどうするかという提案をしたんですけどネ。

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