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June 19, 2006

オジサン世代

少し前に、私のHPを見たという人からもらったメールに、お体をお大事になさってください」と結んであって、ああそうか、何だかブログに不健康ネタが続いていたなと反省(書いてるのはたまになんだけど)。私くらいの世代だと飲んでも病気の話になるしね。本人は元気に楽しく毎日を過ごしておりますのでご心配なく。


最近の若者の管楽器奏者は、皆良いアンブシュアをしている。指導者が行き渡っているのであろう。
私くらいの年代の若い時というのは横に引き過ぎのアンブシュアが多かったように思う。無理に高い音を出そうとして横に引く、押し付ける。悪いアンブシュアの典型として横に引くアンブシュアがあって、かなりの割合でいたように思うが、今の若者で見ることは少ない。

私の所に相談に来る人には、まず最初に問診票に記入してもらって話を聞いて、大体の演奏の腕を予測して、歯並びを見て、じゃあどうするかという話をする。ホントならまず楽器を吹いてもらった方がいいのだが、最後にルーチンで楽器を吹くところのレントゲンを撮るので、そのときまとめて吹いている状態を観察している。そうすると、想像と実際のアンブシュアとかけ離れていることがたまにある。
このところ、ベテランな割にアンブシュアが横に引き過ぎ力入り過ぎというケースが何人かあった。また、私の経験では、大人になって初心者で管楽器を始めた人は、ちゃんと専門家に習ったり正しい知識を持って始めるのでむしろいいアンブシュアをしていたりするのだけど、そうでなかったりとか(よく聞いたら手ほどきを受けたのがやはり同じくらいの年代の素人からということ)。
で、そういう世代(30代後半から40代)にその傾向が強いなあとつくづく思ったわけです。普通、これくらいの世代では中学くらいで専門家に教わることなく管楽器を始めることがほとんどで、今でも続けている人というのはそれなりに上手くなれた人なのではないかとは思うのだけど、特にこれくらいの年代になると若いときは吹けてもだんだん出来なくなることがでてきたり、そうすると無理なアンブシュアになってなおさら横に引いたりするんだと思う。
となると、演奏の状況を見ないで治療法・対処法の説明をした後で、あああんなこと言わなきゃ良かった、歯をどうこうよりアンブシュアと練習方法が問題だなあ!と思った時には既に遅く、本人はすっかり歯の形態修正あるいはアダプターという希望の光を見ているわけなのであります。
そういう時はどうするかですが、予定通りやりますよ形態修正かアダプター、今更がっかりさせられませんから。それでも、吹くための条件をよくすることは可能なので、力んだアンブシュアであっても吹きやすくはなります。それで演奏の楽しみを見いだしてくれればよいなあと思っております。

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