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February 25, 2005

いつもニコニコ

去年の矯正歯科学会の講演で「笑いは血糖値と遺伝子を調節する」という話があった。遺伝子の研究をされている方であるが、吉本興業と共同で、漫才を聞いた前後の血液を摂取して血糖値の変化を調査をされたそうである。こういう科学系の講演でスライドもビデオもなしに(しかも原稿も見ずにソラで!)トークだけで、どっかんどっかんと笑えた面白い講演は始めてであった。

矯正歯科というのは笑顔を扱う分野である。どうすればすてきな笑顔になるかを考えながらの治療となる。日本人は口唇より上の筋肉を日常であまり使わない。日本語がそういう発音だからである。だからからか、30過ぎて口角が下がってくる人が多いように思うしそういう人は、笑った時に下の歯が見えてくるようになる(若い時は上が見えていた人でも:例としては美空ひばり)。最近は、テレビ等でも顔のエクササイズとか紹介されているけど、意識的に口角を上げてスマイルを作らないと日本人はなかなか良い笑顔にならないのかもしれない。
そんなことを普段考えているものだから、口角を無意識に上げようする習慣が30歳くらいからついてしまい、アンブシュアが変化しちゃった原因の一つになったんではないかと、数年前に口唇より上の筋を使い過ぎと指摘を受けて思った訳です(昔はそんなことはなかったはずだから)。それからなるべく口唇より下の筋を意識してアンブシュアを作ってきたのだ。逆に、当院に相談にきた方の中で、年取って口角が下がってきて口唇より上の筋肉が弱って不調になったんじゃないかと思われるアマチュアの方も何人かおられた。
昨日とあるテレビ番組で見た日本に住んでいるネパール人の方のあまりにもチャーミングな笑顔に思わずこっちもうれしくなった。その方は結構な上顎前突なんだけど、そんなこと全く関係なく素敵だった。人間は笑顔を見ると笑顔になるものである。そうだ、最近あんまり口角上げて笑ってないかも。意識的に口角を上げて笑顔を作ることは作り笑顔かもしれないが、作り笑顔であってもそれは自分自身をうれしい気持ちにさせるように思う。アンブシュアも安定してきたことだし、(楽器吹いてない時は)口角上げていつもニコニコしていたいものである。

今日は知人のクラリネットリサイタルに行きたかったのだけど、診療が長引いて行けなかった、残念。

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